理解で成り立つ保障
九州と同程度の国土を持つデンマークは人口約530万人中、高齢者は約70万人。
それゆえに財政支出の45%近くが社会福祉費という、高福祉国なのです。
ここでは、この福祉大国で20年ほど前から“これからの高齢者住宅”として作られている「プライエボーリ(介護住宅)」の特徴を紹介します。
まとめると、
・通常の特別養護老人ホームとは異なり、リビング(ミニキッチン付)と寝室が分かれている
・食事は食堂で一緒にとる
・洗濯もスタッフに任せる
このように、1人では困難なことはスタッフが対応してくれる反面、施設よりも住宅に近い感覚で過ごせます。
つまり高齢者をひとりの人として扱い、また自立した環境を提供することで豊かでアクティブな生活が保証されるシステムなのです。
しかしこの高齢者住宅、一見するとコスト面でかなり負担を強いられそうなイメージですが、人件費面での負担は長期的節約になるんだそう。
所得税約50%、消費税は25%と大きな負担額でも成り立つのは、医療費無料やこうした福祉面の充実がきちんと理解されているからに違いありません。